コルネとサンドの店pippi 宮國 恵将さん
–オープンしたのは最近ですか?
今年の6月6日にオープンしました。
今、4ヶ月弱経ったところです。
–場所は、どちらですか?
宜野湾市宜野湾、沖縄国際大学の近くです。
沖縄国際大学からキングタコス向け200m右、オレンジが目印です。
–コルネって珍しいですね。
よく、コルネパンってありますよね。コルネパンのように巻く、巻き貝状のもの、これをコルネといいます。
当店では、パイ生地を巻き上げてオーブンで焼き、中に入れるカスタードの種類を変えて、色々な味をご用意しています。
–コルネに着目したキッカケは何ですか?
今の宜野湾市は、基地を中央に囲むように市街があるので、ドーナツ型になってるんです。そこで、何かドーナツ型で面白い商品がないか考えていた時に、福岡県でコルネパイを見つけたんです。
沖縄にはまだ専門店がなかったので、やってみたい!と思い、専門店として立ち上げました。
–大学の近くだから女子大生に人気なのでは?
お客さんの中で、女性が7割8割を占めています。
ガッツリサンドやステーキサンドといった商品もあるので、最近では男性も多いですよ。
コルネとサンドで、男女共に少しずつ受け入れられているかな、という感じですね。
–沖縄県の経済変化について、宜野湾商工会のメンバーである宮國さんはどのような印象を受けていますか?
私が10代の頃は、浦添市(宮國さんの出身地)と宜野湾市は隣同士なのに遠い場所でした。良い意味で差がある、とっても違う街だなと、そこに魅力を感じて宜野湾市で仕事をしました。
宜野湾市は、隣近所がとっても親しい雰囲気で、物凄く良い地域性だと感じました。
そんな宜野湾市で約20年、商売させてもらい様々な活動もしてきました。
基地を抱えてる分、普天間に注目はされてますけど、経済的にはまだまだだなっていう感じはしてはいます。でも、西海岸の開発が着々と進んでいって、近い将来の2、3年後には宜野湾市はもっと良くなるんじゃないかと思います。
私がこちらに来たときにはまだまだそういったこともなかったので。
今は行政の方もガラっと変わりまして、宜野湾市も市制施行50周年ですし。今の40代50代の先輩方が、 いろんなかたちで種をまいたものがようやく花咲いて、 大きく様変わりしているように思えます。宜野湾市には素晴らしい先輩方が多いんです。
先輩方が中心になって活性化しよう!って一致団結して取り組んでるのが、今の宜野湾市だと思うんです。なので、今後の宜野湾市にも大いに期待できます。
浦添も、浦添キンザーの開発だったりとか色々な事業してますからね。
そういった経済に対して色々な方たちが集まり、知恵を絞って、切磋琢磨しながら良い生活を目指し、次世代の子供達のためにやっていけたら良いですね。
–地元から活性化していくわけですね。
産まれ育ったのが浦添市で、仕事を教わったのが宜野湾市なんです。
そういった意味で、浦添にも宜野湾にも還元というか恩返しをしたいです。
–今後の、お店の展望を聞かせてください。
浦添市では、屋富祖でフードバーをさせて頂きながら、宜野湾市ではコルネとサンドを県内初の専門店ということでさせて頂いています。
コンセプトの中に「新しい食文化の創造」というのをテーマに掲げて起業しました。この先も新しい時代に合わせながら、コンセプトに重点を置いていきたいです。
食の大切さ等を含め、色んな食文化を広めていける店舗を、少しずつ作っていきたいなと思ってます。
コルネも宜野湾に続き、浦添店、那覇店、どんどん店舗を増やしていけると良いなと思ってます。
地域のために恩返しをしたいと頑張っている宮國さん。
新しい食文化を目指し、日々メニューの開発に余念がありません。
宮國恵将さん
コルネとサンドのお店pippi代表
沖縄県宜野湾市宜野湾3-16-25 ファインギノワン1F